1.CHARLOTTE GAINSBOURG 「Lemon Incest」
2.デボラ・ハリー 「デフ、ダム・アンド・ブロンド」
3.THE GO-GO'S 「Vacation」
4.JULIANNA RAYE 「Something Peculiar」
5.LONE JUSTICE 「Lone Justice」
6.マリアンヌ・フェイスフル 「ブロークン・イングリッシュ」
7.オリビア・ニュートン・ジョン 「噂−うわさ−」
8.ONCE BLUE 「Once Blue」
9.ティーナ・マリー 「ネイキッド・トゥ・ザ・ワールド」
10.ザット・ドッグ 「トータリー・クラッシュド・アウト!」
11.'TIL TUESDAY 「Voices Carry」
12.WENDY AND LISA 「Wendy And Lisa」
13.WENDY & LISA 「Eroica」
14.GIRL BROS. 「Girl Bros.」
以上、本日の追加分
私は自分の右膝に違和感を感じ、目を覚ました。
電車の中、ドア側の右端に座っていた私はレイモンド・チャンドラーの『高い窓』を読みながら、いつしか眠ってしまったようだった。車内アナウンスで「ノームのため電車が遅れています」というフレーズを半分眠りながら耳にしても、それが「濃霧」の事だとは寝惚けた頭には中々理解できないでいた。
蒸し暑くなってくる車内。半分寝ている脳でも、車内が混雑してきているのがわかる。背も高くもなく、足も長くもない私は慎ましく座っていたと思う。それでも私の右膝に立っている乗客の鞄等が何かというと当たり、その都度私は夢の中から現実へ、また現実から夢の中へを繰り返していた。すると、右膝にはこれまでと違う違和感を感じた。気が付くと、私の前に立っている若い娘、年の頃なら20代前半くらいだろうか、女子大生、専門学校生といった感じの背の低い地味な感じの若い娘だった。私の右膝が彼女の股間の間に挟まれているではないか。背の低い娘だったので、ほとんど膝の上に乗っかっている状態になっている。今思うと、電車が駅に着き降車する人を避けたほんの一瞬の事だったのかもしれない。しかし半分寝ていた私には非常に長い時間のように感じられた。今時の若い娘は何とも大胆なものだ。等と勝手な思いを胸に私はまた夢の中へと落ちていった。
■本日のオススメ■
ウェンディ&リサがガール・ブラザーズ名義でリリースしたアルバム。これまでのファンク色は一切ないので、彼女達のファンクの側面を求める方にはツライかもしれないが、共同プロデュースのチャド・ブレイクらしい音の鳴りがいつもながら素晴らしい一枚。