オンライン中古CDショップ サンマルチノ 日記
新着案内ついでに日記

26 September

2022年9月26日新着

1.ジェイク・バグ 「オン・マイ・ワン」
2.JAMES TAYLOR 「Sweet Baby James」
3.ドイル・ブラムホール 「スティーヴ・レイ・ヴォーンに捧ぐ」
4.リトル・フィート 「デキシー・チキン」
5.ライアン・アダムス & ザ・カーディナルズ 「ジャクソンビル・シティ・ナイツ」
6.EDDIE PENNINGTON 「Walks The Strings...And Ever Sings」 
7.MICKEY GILLEY 「Absolutely The Best Volume One」
8.ナンシー・グリフィス 「ベスト・ラウンダーズ」
9.フラコ・ヒメネス 「パートナーズ」
10.ドクター・フィールグッド 「不正療法」
11.ゴッドファーザーズ 「バース、スクール、ワーク、デス」
12.マーシャル・クレンショウ 「ミラクル・オブ・サイエンス」
13.MUMFORD & SONS 「Sigh No More」
14.サンディ・デニー&ザ・ストローブス 「サンディ・デニー&ザ・ストローブス」
15.THE WINANS 「Return」
16.フィニス・ヘンダーソン 「フィニス」
17.JOHN LEGEND 「Love In The Future」
18.SILK SONIC 「An Evening With Silk Sonic」
19.ETTA JAMES 「The Right Time」
20.デバージ 「リズム・オブ・ザ・ナイト」
21.THE JIMMY CASTOR BUNCH 「The Best Of The Jimmy Castor Bunch」
22.JAMES BROWN 「Sex Machine」
23.A$AP ROCKY 「At.Long.Last.A$AP」
24.BOOGIE DOWN PRODUCTIONS 「By All Means Necessary」
25.MOBB DEEP 「The Infamous」
26.SCARFACE 「My Homies Part 2」
27.DJクラッシュ 「漸-ZEN-」
28.スティール・パルス 「アース・クライシス」
29.FREDDIE McGREGOR 「Signature」
30.GREGORY ISAACS 「My Number One」
31.ジミー・クリフ 「レゲエ・グレイツ2」
32.RANKING JOE 「Zion High」
33.こだま和文 「レクイエム ダブ」

本日、新着&再入荷分を計33枚、
新着コーナーにアップしました。
どうぞよろしくお願い致します。

2週間くらい前に弟からメールが来ていて、
自分のテーマソングだ、見てくれ!というような文面で、
YouTubeで検索するように指示していて、
検索して見てみたのがこちら。



なんのこっちゃ?という事でうっちゃっておいたが、
後日、弟から電話(まぁ、うちの兄弟は珍しく50過ぎても仲が良く、
良く電話して昨日も喋ったばかりだけど)があり、
そういえばあの音楽は何?と訊くと、
えっ、覚えてないの?と言う。
仙台に住んでいた頃、
いつも弟は自分に付いて遊んでいて、
同級生と遊んでいる時も大抵付いてくるくらいで、
他愛ない子供っぽい悪い事は全部兄である自分に教わったというくらいだが、
その頃の仙台の町をこの巡回クリーニング屋が回っていて、
この音楽が未だに忘れらないくらい印象に残っているという。
これがこちらは一向に覚えてない。
メールした後、懐かしさのあまり歓喜に咽び電話してくるかと思ったら、
待てど暮らせど電話は来ない。
果ては誤送信したのでは?と思っていたそうだが、
残念ながら覚えてないものは覚えてない。
ほとんど同じ時代、同じ場所で一緒に遊んでいて、
年も上なのに覚えてない。
本当に人の記憶というものは面白い。
弟とは昔話をして、
同時に体験していた事も、
覚えているポイントが全く違ったり、
一方ははっきり覚えていて、
一方は記憶にすらないという事が多々ある。

中学生の頃、
当時は映画は名画座というのがそこかしこにあり、
二本立てとか三本立てを
400円〜500円くらいで観れたので、
小遣いの少ない中学生にとっては、
貴重な娯楽の一つであった。
休みの日など、
当時から一人で行動するのも苦にならないタイプ
(だから今もお一人様)だったから、
「映画行ってくる!」と出かけようとすると、
母が弟も連れて行きなさい!と言う。
まだ弟は小学生で、
正直映画に一緒に行きたい年頃の相手ではないのだけど、
お金出してあげるからと、
弟を連れて行くと母が映画の代金をくれるので、
その時ばかりは、
そうだ、ロードショーにしよう!と、
予定していた名画座から、
ロードショーに格上げして観に行くのだが、
弟は一緒に映画に行った記憶はあるが、
そこでの出来事は全然覚えてない。
『ピンクパンサー4』を渋谷文化に観に行った時、
弟はまだ小学生の子供なので、
ロールスロイスがスクリーンに映ると、
「あっ、ロールスロイスだ」
と小さい声だが思わず口に出して呟いてしまう。
今覚えば可愛いのだけど、
大人ぶりたいお年頃の中学生は、
映画館で声を出すなんてみっともないと思っているので、
「うるさい!」
と小さな声で怒る。
それで映画の帰りには、
喧嘩しながら家路につくという事が良くあったが、
これは弟は子供だったから全然覚えてないという。

この手の記憶の違いは山ほどあり、
大人になって一緒に行動する回数は減っていても、
その少ない時の記憶を辿ってみても、
双方覚えていたり覚えていなかったり、
細かなエピソードでは違いがくっきり出てくる。

事程左様に記憶というのは不思議なもので、
人それぞれに記憶あり、
人それぞれに思い違いもあり、
過去に起きた事は一つでも、
人それぞれに覚えているポイントが違ったり、
そもそも覚えていなかったり、
本当に面白いものだなと思うばかり。
10:28:21 - sammartino - - TrackBacks