オンライン中古CDショップ サンマルチノ 日記
新着案内ついでに日記

31 July

2013年 7月31日新着

1.B.J. THOMAS 「More Greatest Hits」
2.ミック・ファレン 「トゥ・ザ・マスターロック」
3.フリー・デザイン 「KITES ARE FUN」
4.RISING SONS 「Rising Sons Featuring Taj Mahal And Ry Cooder」
5.ニューヨーク・ドールズ 「フーチー・クーチー・ドールズ」
6.ピーター・ハミル 「pH7」
7.PETER HAMMILL 「And Close As This」
8.P.F.M. 「甦る世界」
9.ラズベリーズ 「ラズベリーズ・ベスト/フィーチャリング・エリック・カルメン」
10.PETER FRAMPTON 「Frampton Comes Alive!」
11.ROD STEWART 「Never A Dull Moment」
12.ザ・ビートルズ 「4人はアイドル」
13.ビーチ・ボーイズ 「サンフラワー」
14.ヴァン・モリソン 「ウェイヴレンクス」
15.DWEEZIL ZAPPA 「Confessions」
16.JOHN CALE 「Close Watch: An Introducing To John Cale」
17.アート・リンゼイ/アンビシャス・ラバーズ 「エンビィ」
18.MOJO NIXON & SKID ROPER 「Root Hog Or Die」
19.SONIC YOUTH + I.C.P. + THE EX 「In The Fishtank」
20.SONIC YOUTH 「Rather Ripped」

本日はロック・コーナー関連の
新着&再入荷分を計20枚、
新着コーナーにアップしました。
また今週も土曜日と月曜日、
全ての発送をお休みさせて頂きます。
毎週ご不便をおかけして申し訳ございませんが、
ご了承下さいませ。

美味しいものは先に食べるか?後に食べるか?
という定番の問い掛けがあるが、
これは断然後に食べる派なのだが、
音楽に関しても、
そうであったという出来事を本日ふと思い出してしまった。

音楽を聴いていて、
その音楽をリアルタイムに聴いていた頃の空気を突然、
思い出す事は良くあるが、
本日入荷のビートルズの『4人はアイドル』を再生確認していて、
リンゴ・スターの歌う「アクト・ナチュラリー」が流れ出した時に、
思わずこの曲を初めて聴いた小学6年生の頃を思い出してしまった。

当時はまだアナログ盤の時代だったが、
小遣いの少ない小学生が買うレコードといえば、
お年玉をゲットした月以外は大抵、
そうドーナツ盤といっていた、
シングル盤が中心であった。
それまでも既にレコードは何枚か買っていたのであるが、
それはミル・マスカラスの入場テーマだった、
ジグソーの「スカイ・ハイ」とか、
「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌とか、
キッスのシングル盤などであった。
小学生の時のお気に入りアーティストはキッスで、
キッス三昧だったのであるが、
確か卒業が迫った時期に、
何かクラスみんなで演奏をするとか何かで、
ビートルズの「イエスタデイ」を演奏する事となった。
当時は確か丁度ウィングスの「夢の旅人」もヒットしていて、
少しビートルズに興味が湧いてきていた頃で、
そんな縁もあってか、
確かレコード店のスタンプ・サービスが一杯になったので、
その引き換えにビートルズの「イエスタデイ」のシングル盤をゲットしたのであった。

で最初の話しに戻るのだが、
美味しいものは後で食べる派である自分は、
シングルを聴く時も、
いつも最初に聴くのはB面で、
メインディッシュのA面は後から聴くというパターンを心掛けていたようで、
初めて自分で購入したレコードは、
前述の「スカイ・ハイ」だったのだが、
記念すべき、初めて自分で購入したレコードで、
初めて聴いた曲はそのB面の、
黛敏郎作曲の「NTVスポーツ行進曲」であった。
そう、あのジャイアント馬場の入場曲で、
ビートルズの初めて聴いた曲も、
リンゴ・スターが歌うバック・オウエンスのカントリー・ソングのカヴァー、
「アクト・ナチュラリー」となってしまった訳である。

何気にその後のカントリーを好きになる布石は、
実はこの時にあったのではないか?
と今になって思う次第。
17:04:42 - sammartino - - TrackBacks

24 July

2013年 7月24日新着

1.PIERO UMILIANI 「Mah Na Mah Na The Complete Remix Project」
2.ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK 「Hairspray」
3.UN FILM DE FERNANDO MEIRELLES 「La Cite De Dieu」
4.GENE KELLY 「At Metro-Goldwyn-Mayer: 'S Wonderful」
5.V.A. 「Tube Tunes Volume Three * The '80s」
6.ANDREW COLEMAN 「Everything Was Beautiful, And Nothing Hurt」
7.ビーディー・ベル 「ホーム」
8.BEADY BELLE 「Closer」
9.THE BLACK DOG 「Spanners」
10.CRAIG ARMSTRONG 「The Space Between Us」
11.FRANKIE KNUCKLES 「Beyond The Mix」
12.ジェームズ・ユール 「ターニング・ダウン・ウォーター・フォー・エアー」 
13.ローシーン・マーフィー 「ルビー・ブルー」
14.ニュー・セクター・ムーヴメンツ 「ダウンロード・ディス」
15.ザントーネ・ブラック 「トゥ・ザ・ヘヴンズ・アンド・ビヨンド」
16.RICHIE HAWTIN & SVEN VATH 「The Sound Of The Third Season」
17.KAORU INOUE(V.A.) 「10 Remixes」
18.V.A. 「Blue Mambo」
19.GROOVE ARMADA(V.A.) 「Another Late Night」
20.EILEEN FARRELL 「I Gotta Right To Sing The Blues」
21.SAM STRYKE 「In The Wind」
22.CLINT 「Alegrame El Dia」
23.MONTEFIORI COCKTAIL 「Re*Shaken」

本日はサウンドトラック、及びその他コーナー関連の
新着&再入荷分を計23枚、
新着コーナーにアップしました。
また今週も土曜日と月曜日、
全ての発送をお休みさせて頂きます。
毎週ご不便をおかけして申し訳ございませんが、
ご了承下さいませ。

傍からも恐らくそう思われてるであろうし、
自分自身も自覚しているのであるが、
自分はかなり狭量でスケールの小さな男である。
つまらぬ事で苛々したり、
怒ったりは日常茶飯で、
それでも母を介護するようになり、
少しは寛大さも持ち合わせつつあるのではないか?
と少し自負していたのであるが、
今朝は久々に自分の狭量さを自覚させられる事があった。

今の若い衆の間では珍しくないのだろうが、
自分の世代で車に興味が無い男というのは非常に珍しく、
そんな訳で車どころか免許も持っていないのであるが、
まぁ乗せてもらえば便利ではあるなと思う事も無いではないが、
基本的にあまり好きではない。
父親もかなりの呑ん兵衛だったせいか、
免許は持っていたが車は所有せず、
そんな訳で我が家には駐車場が無い。
その上、前はアパートの裏手に当たるせいか、
我が家の前の道は、
一応は駐車禁止区域ではあるのだが、
結構見ず知らずの車が、
勝手にウチの前に停めやがるのである。

今朝もゴミを出そうとしている時に、
車2台がす〜っとやって来て、
自分が居るというのに何食わぬ顔で車を停めるのである。
今は道路を跨いだ少し先で家を建て替えているので、
そこ関連の業者であろう。
まぁ、仕事なんだから仕方は無いとは少しは思うものの、
目の前に家の者が居るのだから、
一言くらいくれるのが大人としての道理であろう。
「下で工事してるんすけど、小一時間ばかり停めさせて下さい。」
とか言われれば、
内心はウチの前は駐車場じゃねえぞ!と思いつつも、
こちらも大人であるから、
「あっ、どうぞ」
とでも返せるのである。
それが無言で停めるもんだから頭に来る訳で、
それでもこちらは大人だし、
イチイチ細かな事で声を上げるのも、
スケールの小さなヤロウだと思われそうだし、
ここのところ介護をしているから寛大になったのだぞ、
という心持ちもあるものだから、
その時は何も言わずに家に戻ったのである。

しばらくしてデイサービスのお迎えが来て、
母を担いで車を乗せたのだが、
この時も車を停めた2台の男が何やら車の前で、
仕事の話なんぞをしている。
今日のお迎えの車は小さい車だったので、
何とか向こうから車が来ても通れる感じではあるが、
大きな車が迎えに来たら、
車は通れなくなってしまう等と思っていたら、
母を送り出した後、
辛抱溜まらなくなってしまい、
「車どけてくんねえか!!」
と一回我慢してしまった分、
思わず吃驚マーク二つ分くらい、
少々語気も荒く言ってしまう。
「あっ、すいません」
と男二人は車をどけた訳だが、
何とも気分が悪い。
初めに大人な対応を見せなかった相手に対する苛立ちは勿論の事だが、
何よりちょっとは寛大になったと思っていた自分が、
相も変わらずの狭量さで、
尻の穴の小さな男である事を露呈。
苛々の半分くらいは、
自分に向かう、
この小ささにもまた苛立つ。

16:59:52 - sammartino - - TrackBacks

17 July

2013年 7月17日新着

1.朝日美穂 「ホリアテロリズム」
2.ラフィータフィー 「秋の十字架」
3.カーネーション 「EDO RIVER」
4.久保田麻琴 「スピリット・オブ・ヒーリング〜バリ〜」
5.ザ・コケッシーズ 「ウイッスル」
6.小坂忠 「メッセージ」
7.サニーデイ・サービス 「MUGEN」
8.サンディー 「サンディーズ・ハワイ」
9.SHONEN KNIFE 「Let's Knife」
10.ニューエスト・モデル 「ソウル・サバイバー」
11.ニューエスト・モデル 「クロスブリード・パーク」
12.メスカリン・ドライブ 「スプーニー・セルフィッシュ・アニマルズ」
13.SOUL BOSSA TRIO 「Dancing In The Street」
14.SOUL BOSSA TRIO 「Dolphins」
15.TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA 「Answer」
16.TOKYO No.1 SOUL SET 「9 9/9 '99 野音」
17.浜田真理子 「MARIKO」
18.ペティ・ブーカ 「ラジオの恋人」
19.Polaris 「Home」
20.鈴木博文 「無敵の人」
21.V.A. 「ジャスト・ア・ビート・ショウ」

本日は日本人アーティスト関連の
新着&再入荷分を計21枚、
新着コーナーにアップしました。
また今週も土曜日と月曜日、
全ての発送をお休みさせて頂きます。
毎週ご不便をおかけして申し訳ございませんが、
ご了承下さいませ。

昨日、今日とこちらは暑さは束の間の一服で、
あのどうしようもない暑さからは暫しの解放。

昨年の夏は、
母は本当に食欲が無くなり、
体重も30kgを切るほど痩せこけ、
エンシュア・リキッドという栄養剤を処方されるほどで、
その後涼しくなり母の食欲も戻り、
体重も今では着衣で40kgを超える程度に戻る。

そして先週からの行き成りの猛暑の連発。
さぞ母の食欲も無くなるだろうと思っていたが、
これが意外と快調で、
今のところ、昨日以外はほぼ毎日完食。
昨日が何故完食でなかったといえば、
昨日の料理はちょっとばかり失敗で、
少しばかり辛かったし、
少しばかりしょっぱかった。
自分が作った料理なので、
自らの失態は大目に見がちで、
自分自身は食べ切る事もできるが、
母の味覚がどうなっているのか、
現状では理解しにくいものの、
確かにちょっと失敗かな?と思う場合の料理は、
結構な確率で残す。
色々な事が判らなくなっている母であるが、
そこそこ味覚に関しては、
衰えていない模様。

今朝は今朝で、
母を着替えさせようと起こすと、
布団がびしょ濡れ。
紙オムツはMサイズを使用しているせいか、
稀に漏れる事があるのは、
デイのスタッフさんにも指摘されていた。
それで一度Sサイズに替えてみたのだが、
これが脱がせるのが大変で、
それからはまたMサイズに戻した訳だが、
布団が濡れる程のお漏らしは珍しく、
慌ててパッドや紙オムツを変えようとすると、
今度は無防備な状態でのお漏らし。
ちょっとちょっと待ってくれよ〜〜!!
と声も大きくなってしまうが、
不幸中の幸い。
夏の間は居間の絨毯の上には茣蓙を敷いているので、
絨毯まで染み込むという最悪の事態は避けられたが、
茣蓙を吹きまくる作業で涼しいはずなのに朝から汗だく。
母の失態を叱りそうになったが、
思い返してみたら、
いつもはオムツを換える時は、
「おしっこ出る?」とか「今しないでね!」と
事前に注意を必ずしてから行っていたのだが、
今朝に限っては布団が濡れていたので、
早く交換せねばと、その一言を忘れていた。

そうか、意外と判っている事、
理解してやらない事もあるのだと、
新たに発見したのは、
酷い目に遭ったものの今朝の収穫。

16:34:25 - sammartino - - TrackBacks

10 July

2013年 7月10日新着

1.AZ 「PIECES OF A MAN」
2.THE BEATNUTS 「Classic Nuts Vol.1」
3.BRAND NUBIAN 「In God We Trust」
4.DOUG E. FRESH & THE NEW GET FRESH CREW 「Doin' What I Gotta Do」
5.PMD 「Shade Business」
6.グールー 「ジャズマタズ:ストリートソウル」
7.ジャ・ルール 「イッツ・マーダー!」
8.DJ SPINNA 「Rawkus Presents Heavy Beats Volume 1」
9.KEITH MURRAY 「The Most Beautifullest Thing In This World」
10.LONE CATALYSTS 「The Catalysts Files」
11.MOBB DEEP 「Blood Money」
12.PUBLIC ENEMY 「New Whirl Odor」
13.レッド・バンディット 「クール・ラバー・ボーイ」
14.THE ROOTS 「Illadelph Halflife」
15.DEL THA FUNKEE HOMOSAPIEN 「The Best Of Del Tha Funkee Homosapien(The Elektra Years): B-Boy Handbook」
16.DIGITAL UNDERGROUND 「Future Rhythm」
17.ダイレイテッド・ピープルズ 「ザ・プラットフォーム」
18.V.A. 「Rawkus Presents Soundbombing ?」
19.餓鬼レンジャー 「リップ・サービス」
20.キエるマキュウ 「トリックアート」
21.キエるマキュウ 「マネーメリーゴーランド」
22.キエるマキュウ 「The Peep Show(Super Freak)」
23.NITRO MICROPHONE UNDERGROUND 「Special Force」

本日はヒップホップ関連の
新着&再入荷分を計23枚、
新着コーナーにアップしました。
また今週も土曜日と月曜日、
全ての発送をお休みさせて頂きます。
毎週ご不便をおかけして申し訳ございませんが、
ご了承下さいませ。

基本的に本ブログは、
新着更新の準備が完了した、
大体更新日の午後くらいに、
まずはメモ帳のテキストファイルに、
インプロヴィゼーションの如く、
文章を打ちまくり、
その後、少し時間をおいて読み直し、
加筆修正等をして下書きを完成させてから、
ブログにアップするのが常で、
前回のように明確に書くべき事が決まっている事がある場合や、
ツイッターで呟いたツイートを下にしたりする場合もあるが、
基本的には、
今日は介護の事を書こうとか、
ボクシングの事を書こうとか、
大体の思い付きでフリースタイルを開始する事がしばしば。

しかし今日のように連日の茹だるような暑さでは、
思いつくのは暑さへの愚痴ばかりという訳で、
久々にリミックス・ヴァージョンを以下に展開。
リミックスとは過去のブログの文章を下に加筆修正して、
新たに仕上げたものである(元ネタは昨年7月18日のブログより)。

今年の梅雨といえば、
去年にも増しての根性の無さで、
あっけなく終了。
えっ、梅雨ってあったけ?
と思い返す暇もなく、
梅雨明けが高らかに宣言されたかと思うと、
やって来てしまったのが連日の猛暑、酷暑。
毎日35℃近い日が既に何日も続いている。
冬に産まれたものの性なのか?
夏?
嫌い。大嫌い。

いつまでも蒸し暑い夜を、
痴れ者どもがはしゃぐ夏。
少し動いただけで汗が噴出し、
シャワーを浴びるまで身体がべとつく夏。
何事に関しても、
だらけてやる気がおきなくなる夏。
もう梅雨が明けたら、
一つ飛ばして秋になって頂いても、
個人的には一向に構わない。
農業問題、経済問題等を考えるとそうもいかないのであるが、
それでも我が儘を許されるならば、
もう夏は充分に堪能したので、
明日から秋でも構わない!
出来る事ならば、
「いやだっ〜〜!!!!」
と母のように無垢な心で大声で叫びたい。
夏は始まったばかりだが、
今年も例によって、
一刻も早い夏の終わりを今から心待ちにしている。

以上、毎年恒例の夏のポエム。

16:14:49 - sammartino - - TrackBacks

03 July

2013年 7月 3日新着

1.THE JOLLY BOYS 「Sunshine 'N' Water」
2.DESMOND DEKKER AND THE ACES 「Music Like Dirt」
3.BUNNY WAILER 「Liberation」
4.アスワド 「ニュー・チャプター・オブ・ダブ」
5.アスワド 「ディスタント・サンダー」
6.アスワド 「ルーツ・リバイバル'98」
7.THIRD WORLD 「Sense Of Purpose」
8.BURNING SPEAR 「Farover」
9.FREDDIE MCGREGOR 「Jamaican Classics Three」
10.GARNETT SILK 「Nothing Can Divide Us」
11.SINGING MELODY 「Sweeter」
12.ANTHONY B 「Street Knowledge」
13.CHUCKLEBERRY 「Cost Of Living」
14.ASHER D & DADDY FREDDY 「Ragamuffin Hip-Hop」
15.ニンジャマン 「復讐するは我にあり」
16.SIZZLA 「Waterhouse Redeption」
17.MAD PROFESSOR 「Afrocentric Dub」
18.V.A. 「ソニック・サウンズ・プレゼンツ〜ジャングル・ユニティー」

本日はレゲエ・コーナー関連の
新着&再入荷分を計18枚、
新着コーナーにアップしました。
また今週も土曜日と月曜日、
全ての発送をお休みさせて頂きます。
毎週ご不便をおかけして申し訳ございませんが、
ご了承下さいませ。

父は49歳という若さで亡くなったが、
何とも豪快でパワフルな男だった。
営業職のサラリーマンといっても、
一般的なサラリーマンのイメージとは程遠く、
もしくは高度経済成長期のサラリーマンとは皆があんなだったのか、
親分肌で男気に溢れ、
酒を浴びる程飲み、
圧倒的な威圧感のみならず、
実際、反抗期の中学生時分には、
何度も殴られ蹴られ、
まぁ、こちらの口答えが生意気だったのは間違いないが、
結構理不尽な鉄拳制裁等もあった気もするが、
今となっては良い思い出。
というか、自分くらいの世代の男でも親に殴られた事の無いのが多かったくらいなので、
結構、暴力親父の恐怖話として、
友人に披露するのに当時からだいぶネタにさせてもらっていた。

そんな父は、
人付き合いも達者で、
仲良くなると家族ぐるみの付き合いをするタイプで、
お客さんの来訪はしょっちゅうで、
小さい頃等は、
何でウチはこんなに親戚がいるんだろ?
と疑問に思ったくらいで、
後で知ると全然親戚でもない、
ましてや父の会社関連の人でもない人達等も多く、
出入りしていた。

特にそのような付き合いが多かったのは、
小学4年までの約8年程、
仙台に住んでいた時代で、
そんな親戚かと思っていた家族の中に、
自分達兄弟より少し年嵩の兄弟が居た。
福島の親戚だと当初は思っていたのだが、
実は父の仕事の関係の知り合いで、
当地でレコード、電気店を営む一家だった。
さすがにあまり記憶はないのだが、
彼等家族が遊びに来た時に、
一緒に映画を見に行った事、
そして何より彼等兄弟はプロレスが好きで、
「月刊ゴング」という雑誌を持ってきた事が記憶に残っている。
後に自分がプロレスにハマったのは、
この時の「月刊ゴング」が切欠の一つだと思っているが、
記憶にあるのはそのくらい。
一度、福島に行った時に、
お店にも寄ったような覚えもあるが定かでなく、
何故かその旅行では初めて飲んだオロナミンCの記憶しか、
はっきりは残っていないという卑しさ。

この家族とは、
恐らく父の死後も、
母が年賀状のやり取り等をしていたのであろう。
自分がリアル店舗をやっていた頃、
母が「父が生きていたらお店の事、色々訊いてもらえたのにねぇ。」
とこの一家の事を持ち出して話していた事が度々あったが、
名前は時折聞いてはいたが、
自分などは小学生の低学年以来会ってもいないので、
こちらから今更そんな相談なんて、
という思いで、この話しはそこまで。

その後、母の認知症が判る、
恐らくかなり以前から、
母は字が書けなくなり、
年賀状も出せなくなっていて、
自分もメールという手段を手に入れてからというもの、
生来の無精者の芽が発芽してしまい、
すっかり年賀状を出さなくなったという事もあり、
母が年賀状の返事も書けなくなっていたのに気付いたのは、
恐らくかなり後になってからで、
何度か年賀状を変わりに出してくれと頼まれた記憶もあったものの、
状況がそこまで悪くなっているとは思えず(今思うと逃げていたのかもしれない)、
すっかり音沙汰の無くなった父の知り合い関係も多くなっていった。

2011年3月には東日本大震災があり、
仙台の学友達とはすっかり疎遠であったが、
心の片隅で無事を祈った。
更に福島の原発の事故が続き、
福島のレコード店の家族の事も心の片隅で気にはなっていた。

さて、かなり端折って40年の軌跡を振り返ってお送りしてきた訳だが、
一体何の話しをしておるのか?
と思われている方も多いと思うが、
何処に着地するか判らない文章の即興プレイは良くやる事だが、
今回はちゃんと着地点があるのでご安心を。

実は一昨日のツイッターで、
「買え!
 俺に買わされる前に・・・
 ソウルフラワーユニオン『踊れ!踊らされる前に』
 ただいまモリタミュージックで爆音店頭演奏中!!!」
というツイートが流れてきた。

普段はリツイートされたツイートの発信者のプロフィールを見るという事は、
それほど無いのだけど、
心の片隅に残っていた記憶がそうさせたのか、
何とはなしにクリックしてプロフィールを見てみると、

「モリタミュージック(@moritamusic)
 福島県相馬市という2011.3.11から突如有名になった街に住んどります。
 おまけに、不況業種のCD屋を営んでおります。
 しかし何故か楽しい人生を送っとります。」

と書いている。
まさか、あの「月刊ゴング」をウチに持ってきた、
悪ガキ兄弟(失礼)のお店?!
横で寝転がっている母に訊こうにも、
絶賛認知症発症中、要介護5!
増してや自分の夫である父の記憶すら一切残っていない母に訊いたところで、
どうにもならないが、
一応念のため訊いてみる。
「福島のモリタさんって覚えてる?」
「覚えてる!!」
と元気な返事も、これはお得意の鸚鵡返しパターン。
「福島のモリタさんて知らない?」
「知らない!!」
ウン、矢張り当てにした俺が馬鹿だった。

これがメアドとか住所とか電話番号だと躊躇したかもしれないが、
そこはフランクなツイッターの良いところ。
まさかとは思うが
「大変ご無沙汰しております。
 彼此40年近くも前になりますが、
 仙台在住時には父共々、家族でお世話になりました。」と@を飛ばしてみる。
すると先方から、
リプライが届き、
まさかまさかの何と40年近くも前、
父絡みで家族で付き合いのあったあの兄弟(お兄さんの方)である事を確認。

その後はメールして、
昨日は電話まで頂戴し、
実に40年近くぶりの会話。
20年くらい前には、
我が家にも訪れてくれたそうで、
母を連れて父の墓参りにも行ってくれたとの事。
また店は津波で流されたそうだが、
弟さん、お母様共々無事で、
お店も再開してバリバリやられていると
(詳しくはモリタミュージック・ブログを参照)の事。
これからも連絡取り合いましょうという事で、
電話を切った訳だが、
いやぁ、最近はネトウヨやら、
小賢しい客観主義を装った傍観者とかがのさばるツイッターに、
結構幻滅を感じる事の方が多かったのだけど、
まさかまさかの40年越しの再開を手助けしてくれるなんて、
ツイッターもまだまだ捨てたもんじゃない。
というか真っ当に使えば、
非常に優れたツールである事を再確認したところで、
奇しくもモリタさんが電話をくれた昨日、
7月2日が父の命日、
33回忌であったのも、
霊的な事象や運命的な事をそれほど信じない自分ですら、
「親父!凄いよ!!」
と仏壇に手を合わせる時間が、
いつもより長くなった昨日の夜。
17:14:09 - sammartino - - TrackBacks