1.CONTORTIONS 「Buy」
2.THE JIM CARROLL BAND 「The Best Of The Jim Carroll Band」
3.ラモーンズ 「ロケット・トゥ・ロシア+5」
4.PUBLIC IMAGE LTD. 「Flowers Of Romance」
5.HUGH CORNWELL 「Beyond Elysian Fields」
6.EURYTHMICS 「Be Yourself Tongiht」
7.スパンダー・バレエ 「パレード」
8.THOMAS DOLBY 「Aliens Ate My Buick」
9.THOMAS DOLBY 「12x12 Original Remixes」
10.THE SISTERS OF MERCY 「Vision Thing」
11.スクリッティ・ポリッティ 「アノミー&ボノミー」
12.ボブ・ゲルドフ&ブームタウン・ラッツ 「ベスト・オブ・ボブ・ゲルドフ&ブームタウン・ラッツ」
13.プリテンダーズ 「ルース・スクリュー」
14.EINSTURZENDE NEUBAUTEN 「Tabula Rasa」
15.KILLING JOKE 「Wilful Days」
以上、本日の追加分です。
本日の新着には、
生まれて初めて行ったライヴのアーティストと、
2回目に行ったライヴのアーティストが含まれていて、
個人的に非常に盛り上がってしまった。
中学3年の時に、
生まれて初めて見に行ったライヴが、
中野サンプラザでのブームタウン・ラッツのライヴ。
何しろ初めてのライヴという訳で、
前売りでチケットを購入済みの上、
座席指定だというのに、
開場時間の何時間も前に到着。
運良く一階のホールで古本市をやっていたので、
そこを眺める事で何とか時間を潰せたのだが、
当時はプレミア価格等といった存在も知らなかった現・中古屋店主は、
子供の頃に持っていた少年マガジンが何千円もするのに驚き、
リハの音が漏れてくるのに盛り上がり、
生まれて初めて見たダフ屋に盛り上がり、
ツートーン・ファッションの姉ちゃんがいるのに盛り上がりと、
舞い上がったままにライヴに突入。
当時は幼かった故か、
妙な記録癖があり、
ライヴ開始当初は記者でもあるまいし、
演奏した曲をメモっていた...。
今では考えられないだろうが、
当時は座ったままライヴを見るという、
日本独自の風習があったのだが、
しきりにボブ・ゲルドフがスタンド・アップを要求。
大人しいと言われる日本人観客もこの執拗な要求に、
素直に反応。
次第に熱気を増す会場の中、
遂に立ち上がった日本人観客の一人である自分も、
さすがにメモを取るのは断念。
純粋にライヴにのめり込んでいくと、
一部の観客がステージに詰め寄り、
ライヴは一段と盛り上がったのだが、
数年前のレインボーのライヴでの観客死亡事故を想起したのか、
途中で主催者のアナウンスでライヴは中断され、
前に雪崩れ込んだ観客も自分の席に戻されてから
ライヴ再開と相成った。
終演後にした耳鳴りにも驚いた中3の春。
しばらくライヴに行く事は無かったが、
ジョン・ライドンがパブリック・イメージ・リミテッドとして初来日という事で、
盛り上がった高校3年の初夏。
後にバンドを組むクラスメートは最終日の前売りを買っていたが、
自分はどうにも迷っていた。
というのもその数年前に買ったエロ本に、
パブリック・イメージのライヴは客が暴動になり、
観客席が血の海になった等という嘘か誠か判らない記事が出ていたのを読んでいたからである。
何のエロ本であったかは良く覚えていないが、
ディスクレビューでUKハードコアのクラスを採り上げたり、
スターリンの遠藤ミチロウのインタビューが載っていたり、
妙にパンク色が濃い記事が多かった変なエロ本だったのだが、
まだまだ素直だった高3男子は、
そんな雑誌記事を半分信じて、若干ビビッていた訳である。
そんな中、確か大貫憲章の番組だったかと思うが、
どうも今回の日本でのライヴでは、
セックス・ピストルズ時代の「アナーキー・イン・ザ・UK」をプレイしているという話しを耳にする。
となると話しは別だ。
血の海、上等!とばかりに、
最終日、またしても中野サンプラザへと、
学校帰りの制服姿、
しかしながら下にはど派手なジョニー・ロットンTシャツを着込み、
当日券を買いに乗り込む。
当日券の列に並んでいると、
当時のスターリンのベーシスト、
故杉山晋太郎が彼女連れでいるのを目撃し盛り上がる。
キース・レヴィンが脱退した、
妙に煌びやかな音に鳴った、
ジョン・ライドンとバック・バンドといった方が正しいような、
パブリック・イメージ・リミテッドだったが、
当時はまだ本日入荷の「フラワーズ・オブ・ロマンス」を、
レンタル・レコードで借りただけで、
それ以外は当時のシングル「ディス・イズ・ノット・ラヴ・ソング」しか聴いていなかったので、
ほとんど知らない曲ばかり。
どうにもこうにも煮え切らないまま、
最後の「アナーキー・イン・ザ・UK」で爆発。
ステージ前は血の海にも鳴らず、
ほっと一息の高3の夏。
YouTubeの方には、
パブリック・イメージのこの来日時の映像が結構あったが、
矢張り今見るとカッコ悪い事この上ない...。
という訳で本日入荷の「フラワーズ・オブ・ロマンス」のアルバム・タイトル曲の、
81年のトップ・オブ・ザ・ポップス出演時の映像をご紹介。